妊娠力アップ

妊活するなら、まずこの栄養素

妊活といえば、サプリメント!と
思われる方も多いのではないでしょうか。
ただ、サプリメントと言ってもたくさん
の種類があり、どれを飲んだらいいのか
迷ってしまいますよね。

インターネット上では不妊で悩む女性を
対象としたサプリメントが多く販売され
ていますが、「これ、飲んで大丈夫!?」
と思えるような商品も時々見かけます。

サプリメントを選ぶ基準は、
「長く飲んでも副作用がない」
「無理なく長く続けられる」事です。

今回は「ビタミン」について、
お伝えしたいと思います。

 

 

「ビタミン」の働きとは

ビタミンは人間の体の中では
作る事ができない成分です。
体の中で作る事ができないため、
食品から摂取する必要があります。

ビタミンは免疫力を高める、細胞の生成
や保護、疲労回復、血流促進など様々な
効果があり、人の体を健やかに保つため
に必要な成分なのです。

ビタミンは色々な種類があり、どれを
摂取したらよいのか迷いますよね。

一番大切なのは、それぞれをバランス
よく摂取する事です。一つのものだけを
多量に摂取する事は別の副作用がでる
可能性があるのでやめましょう。

数あるビタミンの中で、副作用の心配が
なく、不妊治療中の方に特におすすめ
したいのは、ビタミンCとビタミンEです。

 

 

ビタミンCとEが不妊にもたらす効果

ビタミンCとEには、末梢の循環を良くし、
血流を改善させる効果があります。
血流が改善する事で、卵巣機能を高め、
子宮内膜を厚く育てる効果が期待でき
ます。不妊治療施設では、ホルモン補充
周期の胚移植の際に、ビタミンCやEを
摂るよう指導している病院もあります。

また、ビタミンにはホルモンや自律神経
のバランスを整える効果もあります。
不妊治療中はストレスが起因し、
自律神経の乱れが起こりやすくなって
います。頭痛やめまい、不眠などを
訴える女性が増えるのは、自律神経や
ホルモンバランスの乱れによるものです。

このような症状を緩和させるためにも
ビタミンは効果的と言えます。

ビタミンC、Eは抗酸化作用が
高い成分です。抗酸化作用の高いものを
摂取する事は、卵子の老化を予防し、
アンチエイジングに繋がります。

そして何より、どちらも副作用がない
という事が安心して長く摂取できる
ポイントでもあります。

 

 

ビタミンC、Eを摂取する方法

ビタミンCイチゴなどのフルーツや
モロヘイヤなどの野菜に多く含まれます。
しかし、ビタミンCは水に溶けてすぐに
体外へ排出されてしまいます。
なので、一日に何回かに分けて
摂取すると良いでしょう。

ビタミンEアボカドやアーモンドなど
のナッツ類に多く含まれています。
ビタミンEは油に良く溶けます。
ですので、食事と一緒に摂取すると
良いでしょう。

また、ドラッグストアでもサプリメント
として手軽に購入できますので、
普段の生活に取り入れてみても良い
のではないでしょうか。

簡単!食事でできる妊活

近年、女性のライフスタイルの変化から、
冷え性の女性が増えてきています。
不妊治療に冷えは大敵です!

どのような食事が体を温め、体を冷やす
のでしょうか。食事で温活を取り入れ、
体の芯から温めるようにしましょう。

 

 

冷えが不妊につながる理由

妊娠したければ、体を冷やさない!
とよく言われますが、なぜ冷えは
良くないのでしょうか。

体が冷える事によって、全身の血流が
悪くなります。人は寒さを感じると熱を
逃さないように末梢の血管を収縮させ
血流を滞らせるようにします。

その事が血流を悪くし、妊娠を目指す
女性にとって良くない結果に繋がります。
卵巣は良い卵を育てるために、多くの
血液が流れている臓器です。

血流が悪くなることで、新鮮な血液が
送られる量が減り、卵の質や排卵に影響
を与える可能性があります。
また、子宮もとても血流が豊富です。
血流が豊富だと子宮内膜がしっかりと
育ち、着床環境を整える事ができます。

子宮内膜が血流不足により育っていない
と、流産や着床障害の原因になります。
体を温める事は卵巣にも子宮にも良い
効果を与えてくれるのです。

 

体が温まる食べ方とは

口の中、食道や胃に冷たい食べ物や
飲み物が通過することで、
体の芯から冷えが生じます。

温かい食べ物、飲み物を摂取することで
体を内側から温めることができます。
そして3食しっかりと食べましょう。
エネルギー不足は冷えの原因になります。
 
また、体が温まる食べ物を積極的に
摂取するのもおすすめです。

 

体を温める食べ物とは?

冬が旬の食べ物は体を温めると言われています。

冬野菜の代表と言える大根や白菜、
ゴボウやかぶ などは体を温める効果が
あると言われています。

逆にトマトやキュウリ、レタスなど夏が
旬の野菜は、熱を取り、体を冷やす効果
があります。

体を温める食べ物を使って、お鍋や
スープなど温かい調理方法で摂取すると
より効果的でしょう。

 

香辛料を活用しましょう。

ショウガやネギなどの香辛料や薬味は、
血行を良くし、発汗を促す作用があり
ます。また食欲減退時は、食欲を増進
させる作用もあります。普段の食事に
プラスし、その効果を有効的に活用
しましょう。

 

色の濃い食べ物は体を温めると言われています。

黒や赤、橙、黄色など色の濃い食べ物は
体を温めると言われています。
黒豆、ひじき、にんんじん、かぼちゃ
など…体を温める食材すべてを覚える
事は大変です。

食品を選ぶときは、より色の濃いもの
を選んでみると良いでしょう。

 

 

これらの体を温める食品を普段の食生活
に取り入れながら、バランスよく摂取
することが大切です。外からも、体の中
からも温める事で、より妊娠しやすい
体づくりをしてみましょう。

妊娠力を高める卵子のアンチエイジングとは

美容や健康寿命を延ばす目的で
アンチエイジングがよく取り上げられて
います。アンチエイジングと妊活は
一見何の関係も無いように思われがち
ですが、アンチエイジングこそ卵の
救世主と言えます。

妊娠する事とアンチエイジングは
どのように関係しているのでしょうか。

 

卵子の老化でこんな影響が!

老化は人の生理的現象です。これは
どのような手段を使っても、止める事は
できません。老化により皮膚にシミや
しわができるのと同じように、卵子も
老化により劣化していきます。

卵子が劣化し、質が悪くなると
どのような事が起こるのでしょうか。

普通の女性が
「赤ちゃんになれる質の良い卵」
排卵できる確率は、10個中1~2個
程度と言われています。

それ以外の卵はせっかく排卵しても、
未熟な卵であったり、受精をしても
途中で染色体異常をきたし分割が
止まってしまう、着床しても途中で成長
が止まって流産してしまう卵なのです。

このように卵の質が悪いと、染色体異常
や分割停止によって赤ちゃんになれる
確率が減ってしまいます。

高齢での妊娠で流産する確率が高い
のは、この卵の質が原因なのです。

妊娠に近づく第一歩は、染色体異常など
をきたす卵が作られる原因となる
老化を食い止めることです。

しかし、前述したように老化を止める事
はできません。そのため、なるべく老化
を緩やかにする事、体内環境をより
若々しい状態で老化を早く進行させない
状態に保つことが重要なのです。

 

 

アンチエイジングに大事な2つのポイント

アンチエイジングにつながる食生活とは
どのようなものでしょうか。老化を促進
させるのは、「糖化」と「酸化」です。

糖化

糖は血管や細胞をボロボロにし、
体を壊していきます。糖の過剰摂取は
体内の老化を進めてしまうのです。

また、糖は卵子にとって大敵です。
糖尿病の器質がある方の卵は、大変質が
悪く、受精障害や分割停止を引き起こす
ことが分かっています。糖質を控える事
はアンチエイジングに繋がり、卵の質も
向上させることができます。

酸化

酸は鉄をもボロボロに錆びさせてしまう
ほど、体の組織を壊していきます。体内
の酸化作用が強くなると、卵や精子の質
が低下します。また、子宮内環境も悪化
させると言われています。

そのため、抗酸化作用の高いものを摂取
することが大切です。抗酸化作用の高い
ものとしてビタミンCやビタミンEが
挙げられます。

ビタミンCはイチゴやグレープフルーツ
などのフルーツなどに、
ビタミンEはナッツ類やアボカドなどに
多く含まれています。

食事で十分摂取できない場合は
サプリメントなどで補充しましょう。

 

妊活とは妊娠が全てのゴールではなく、
妊娠して出産し、子供の成長を見守る事
が親としての務めです。親として、
いつまでも若々しく健康に生活するため
にも、アンチエイジングは大切です。

毎日の積み重ねが大切ですので、無理
なく続けられる事から始めてみましょう。